考える冒険

※「信ずることと、知ること。」から引っ越してきました。

【企画案】定期的にPodcastで対談的な企画を継続したい件

こんにちは。 表題の通り、SpotifyのPodcastでゲストをお招きしての対談企画を連続でやってみようとしています。と言っても、決まっているのはここまでです(笑) たぶん、なんですが、私の趣味である読書やクラシック鑑賞、映画鑑賞等についての歓談的なも…

【レジュメ】24/01/02「100分de宗教論」を視聴して

こんにちは。 24/01/02(火)に、Eテレで「100分de名著」のスペシャル編として、「100分de宗教論」が放送されました。今回のエントリーは、1/11(木)21時からのclubhouseルームに供すべく作成いたしました。お読みいただき、ご参加を検討くださいますと幸い…

対話を「始める」ために

こんにちは。 今回は、clubhouseで行っているルーム「100分de名著を語ろう」の席上であった発言に促されて考えたことを綴ってみようと思います。今月度(2023年12月度)のテキストは、中江兆民の『三酔人経綸問答』でした。テキスト執筆と番組での解説担当は…

運命/宿命/業~『流転の海』に寄せて

こんにちは。 私(たち)は現在、宮本輝さんの大作『流転の海』シリーズ全9部を読書会で読み進めていて、つい先だって第5部『花の回廊』が読了できたところです。 ご参加くださっている方々が、12月26日(火)より、第1部『流転の海』についての「輪読会」を…

【投稿】サンクチュアリを見つける(増補版)

こんにちは。 過日参加したZoomイベントで、種々発言をさせていただいたところ、主催の方から「ご発言を会報に投稿してほしい」とのご依頼をいただきました。以下、その「投稿」に手を加えてブログ記事として再投稿いたします。元の文は「だ・である」で書き…

【オンライン】今年の読書を振り返る②

こんにちは。 12月19日(火)20時から、Discordサーバ内で6名の参加者を得て、2023年の「推し本」をそれぞれにご紹介いただきました。男女構成は、女性2名男性4名。初参加も2名と盛会になりました。ご参加くださった方々には、改めて御礼申し上げます。あり…

【レジュメ】100分de名著を語ろう~三酔人経綸問答③

こんにちは。 23/12/21(木)21時より、clubhouseのルームとして「100分de名著を語ろう」を開きます。この日は、中江兆民の『三酔人経綸問答』三回目の放送「『現実主義』の可能性――南海先生の論を中心に」を扱います。テキスト執筆と番組での解説は、平田オ…

【参加レポート】加藤陽子さんご講演「丸山眞男が格闘したもの ~非政治的もしくは超政治的存在としての天皇という視角から~

こんにちは。 23/12/16(土)東京女子大学で開催された、第23回丸山眞男文庫記念講演会に参加できました。以下の文は、その「印象記」に過ぎず、「まとめ」「要約」、「講評」などでは決してありません。その点をお含みいただいたうえでお読みくださいますと…

【オンライン】今年の読書を振り返る①

こんにちは。 12/10(日)、Twitterスペース上で参加希望者を募り、それぞれの「推し本」を思い思いに語っていただこうと「オンライン読書会」を企画しました。結果、私+お二人が参加し、出入りを含めると計4名の会となりました。 この記事では、その会で紹…

【レジュメ】23/12/19(火)読書会報告用レジュメ~2023年の読書から(追記あり)

※12/10(日)、追記しました。 こんにちは。 12月19日(火)20時からのDiscordでのオンライン読書会は、参加者各位の「2023年の推し本」について語り合っていただく予定です。その日に決まるお一人当たりの割当時間内であれば、何冊ご紹介いただいてもOKです…

【日程】2023年12月度のオンラインイベント日程

こんにちは。 2023年も、最後の月となりますね。今月も、種々オンラインイベントを開催いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。以下に日程をご案内しますので、参加をご検討くださいますとうれしく思います。 1)11月30日(木) 100分de名著を語ろ…

【レジュメ】100分de名著を語ろう~古今和歌集②

こんにちは。 今晩(11月16日)21時より、clubhouseにて、ルーム「100分de名著を語ろう」#131を開きます。今回は、渡部泰明さんご解説による『古今和歌集』の第2回め「恋こそ我が人生」について語り合います。 なお、第1回「めぐる季節の中で」については こ…

読書会に「新展開」の予感?

こんにちは。 昨日(11月14日)、区の社会福祉協議会(以下、社協)主催による連続講座を受講してきました。地域生活支援センター(以下、地活)の施設長さんと利用者さん計2名さまが、支援の現状について話してくださいました。 この講座の会場は、地活の入…

【イベント報告】ソコロワ山下聖美さんのご講演を拝聴して。

宮沢賢治スペシャル 2017年3月 (NHK100分 de 名著) NHK出版 Amazon こんにちは。 昨日(11月11日)、練馬区立小竹図書館で開催されたソコロワ山下聖美さんの講演会に参加する機会を得ました。今回のエントリーは、その感想を軽くまとめたものとなります。 講…

【読書メモ】岩波ジュニア新書『扉を開く哲学』目次

扉をひらく哲学 人生の鍵は古典のなかにある (岩波ジュニア新書 968) 作者:中島 隆博,梶原 三恵子,納富 信留,吉水 千鶴子 岩波書店 Amazon こんにちは。 23/11/07(火)から上掲著を読み始めました。読書にあたっての一助となるように、以下に目次を書き記し…

100分de名著『古今和歌集』~①めぐる季節の中で・視聴之記

こんにちは。 今朝方、Eテレ「100分de名著」再放送の録画、『古今和歌集』の第1回放送分を視聴いたしました。解説は国文学者の渡部泰明さん。たいへん優れた回だったので、その印象を記しておきたいと思います。 www.nhk.jp まず、「仮名序」から。 やまと歌…

【レジュメ】100分de名著を語ろう『古今和歌集』①

こんにちは。 ふだんならnoteで「100分de名著を語ろう」(clubhouseルーム)のレジュメを作成しているのですが、今回の『古今和歌集』については、こちらのブログで発表したいと思います。 各回で、10数首ずつの歌が紹介されているようなので、第一義的には…

森川すいめいさんを迎えたイベントに参加して(23/10/31)

こんにちは。 本日(23/10/31)開催された、「ひきこもり当事者・家族の居場所『カタルーベの会』」主催による森川すいめいさんを招いてのイベントに参加してまいりました。告知では、「ひきこもり当事者」とそのご家族向けのものという色合いが強かったので…

【読書会】三木那由他『会話を哲学する』を予習する①

会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~ (光文社新書) 作者:三木 那由他 光文社 Amazon こんにちは。 23/10/14(土)から開いてくださる、『会話を哲学する』(三木那由他)の読書会に参加させていただこうと考えています。そこで、その…

【過去ブログとって出し】ちょっと「政治」についても考えてみようか。

こんにちは。 以下の掲げる文章は、09/12/30に公開したブログの一文です。大昔の文章ですが、その引力圏から出られていないというのは、つまりは成長していないということですね。自戒の念を込めて公開させていただくことにしました。 ◇ ◇ ◇ ◯◯くん、おはよ…

「ホンネ」は、そんなに美しいか?

こんにちは。 以下は、16/10/10に一度公開したことのある記事について、再編集したものです。投稿エッセイとして、①小説家になろう、②カクヨム、③アルファポリスの各サイトにも投稿してあります。どうぞよろしくお願いいたします。 ◇ ◇ ◇ もう何年も前のこと…

若松英輔『光であることば』刊行記念イベント

こんにちは。 2023/08/24(木)、代官山蔦屋書店で行われた対談イベントに参加する機会を得ました。対談者は、批評家・詩人の若松英輔さんと、Eテレ「100分de名著」プロデューサー秋満吉彦さんのお二人です。今回は、イベントについての「メモ」をお伝えした…

【レジュメ①】本田由紀著『「日本」ってどんな国?』~はじめに

こんにちは。 9月度のハイブリッド型読書会での課題本である、本田由紀さんの『「日本」ってどんな国?』についてのレジュメを随時掲載してまいります。今回は「はじめに」を概観します。 「日本」ってどんな国? ──国際比較データで社会が見えてくる (ちく…

『社会認識の歩み』を遅読する #00

こんにちは。 これから一定期間継続して、岩波新書の『社会認識の歩み』(内田義彦)をTwitterスペースで「遅読」していきたいと思っています。ブログでは、簡単なメモを残していきたいと考えています。 社会認識の歩み (岩波新書) 作者:内田 義彦 岩波書店 …

弱者へのヘイトは、なぜ後を絶たないのか

こんにちは。 まず、台風7号の被害や影響を受けた方々への、心からのお見舞いを申し上げたいと存じます。 今日は、フォロワーさんの書き込みを拝見して思いついたことを書いてみます。実は既に、Facebookとマストドンに、以下の投稿をいたしました。 弱者に…

【読中記】若松英輔『光であることば』~②

こんにちは。 今回も、若松英輔さんの『光であることば』からの引用をお届けします。今日は、第9節「感じるものの彼方へ」(ノヴァーリスと志村ふくみの節)を扱います。 光であることば 作者:若松英輔 小学館 Amazon 希望は目に見えない。しかし、私たちは…

【読中記】若松英輔『光であることば』~①

こんにちは。 これから先、読中メモを書く感覚で、思いついたことを書き散らしていこうと考えて、「読中記」というカテゴリーを新設してみました。その第一弾は、若松英輔さんの最新刊『光であることば』です。 光であることば 作者:若松英輔 小学館 Amazon …

「この日」に~石垣りん「挨拶」

こんにちは。 今日、「8月6日」です。「この日」に寄せて、詩人・石垣りんさんの「挨拶」を味わいたいと思います。 石垣りん詩集 (岩波文庫) 岩波書店 Amazon * * * 挨拶 ――原爆の写真によせて あ、 この焼けただれた顔は 一九四五年八月六日 その時広島…

【次期課題本のお知らせ】ちくまプリマー新書『「日本」ってどんな国?』(本田由紀著)

こんにちは。 7月30日(日)の対面での読書会を含め、計3回開いていた『〈読む〉という冒険』についての回は、あと1回程度で終了とさせていただく予定です。変わって、次期課題本として選定しているのは、ちくまプリマー新書の『「日本」ってどんな国?』(…

【鑑賞メモ】辻村深月原作のDVD『かがみの孤城』を見る(ネタバレあり)

こんにちは。 昨日(23/07/28)早朝、GEOでレンタルしたアニメーション映画のDVD『かがみの孤城』を鑑賞しました。まだ、「新作だけど7泊8日」という扱いでした。 かがみの孤城 當真あみ Amazon 【あらすじ】 中学1年の「こころ」は、「友人」たちに仲間外れ…