考える冒険

※「信ずることと、知ること。」から引っ越してきました。

ごあいさつ(固定記事)

こんにちは。

恥ずかしながら、はてなブログProの契約期間更新に失敗しました。それに伴って、「Yorimichi-Online」名義で展開してきたブログの同一URLでの継続が困難になってしまいました。応急処置として、全データのバックアップを行いました。

次に、移行先のとして、新規サブアカウントの「bookforest2023」を開設いたしました。前出アカウントでのブログがどうなるのかを見極めてから、はてなブログProコースを再契約する可能性は残されています。そうなった場合には、改めてお知らせいたします。

取り急ぎ、ごあいさつまで。今後ともよろしくお願い申し上げます。

しょうじ

【作業報告】

①旧Yorlmichi-Onlineアカウント名義でのブログを削除ないし非公開として統廃合を進めています。

②当ブログを「はてなブログPro」として再登録いたしました。

③バックアップデータのインポートを進めていますが、ブログ内リンクが有効になっておりません。ご了承ください。

④当記事を、ブログのトップページに固定させました。

【有料記事についての考え方】

随時ご購入いただける記事を増やしてまいります。有料と表示されていても、そこまでで本文の内容はほとんどが表示されています。もし、お読みの上で、お気に召してくださった場合には、お駄賃を渡すくらいのお気持ちでお支払いの手続きを進めてくださいますと、今後の励みとなります。ご検討ください。

 

【レジュメ】23/12/19(火)読書会報告用レジュメ~2023年の読書から

こんにちは。

12月19日(火)20時からのDiscordでのオンライン読書会は、参加者各位の「2023年の推し本」について語り合っていただく予定です。その日に決まるお一人当たりの割当時間内であれば、何冊ご紹介いただいてもOKです。

以下は、私が2023年11月末までに読んだ本についてのリンク集となっています。ご参考まで。

1)読書会という幸福 (岩波新書 新赤版 1932)

2)ジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』 2023年1月 (NHKテキスト)

3)NHK 100分 de 名著 北條民雄『いのちの初夜』 2023年 2月 (NHKテキスト)

4)いのちの初夜

5)よみぐすり

6)妄想美術館 (SB新書)

7)光文社古典新訳文庫「古典の森」の読書ナビ 編集長の厳選62冊

8)10代が考えるウクライナ戦争 (岩波ジュニア新書 963)

9)血脈の火―流転の海 第三部―(新潮文庫)

10)新約聖書 福音書 2023年4月 (NHKテキスト)

11)生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書)

12)現代思想入門 (講談社現代新書)

13)可愛い女

14)ヘーゲル『精神現象学』 2023年5月 (NHKテキスト)

15)カレーライス 教室で出会った重松清 (新潮文庫)

16)〈読む〉という冒険 イギリス児童文学の森へ (岩波ジュニア新書 947)

17)自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと (幻冬舎文庫)

18)一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786)

19)ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 2023年6月 (NHKテキスト)

20)自分疲れ: ココロとカラダのあいだ シリーズ「あいだで考える」

21)林芙美子『放浪記』 2023年7月 (NHKテキスト)

22)名著の予知能力 (幻冬舎新書)

23)光であることば

24)NHK 100分 de 名著 司馬遼太郎『覇王の家』 2023年 8月 [雑誌] (NHKテキスト)

25)シャーロック・ホームズ スペシャル 2023年9月 (NHKテキスト)

26)ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う

27)「日本」ってどんな国? ──国際比較データで社会が見えてくる (ちくまプリマー新書)

28)NHK 100分 de 名著 『古今和歌集』 2023年 11月 [雑誌] (NHKテキスト)

29)

       *       *       *

Amazonのデータベースの入力形式がまちまちで統一感がありませんが、上掲ではリンクされています。本日(12月4日)現在では、28冊までを読了していることがわかりました。コミックスは、意図的に省いてあります。追記ができるようであればいたします。お読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!

 

【日程】2023年12月度のオンラインイベント日程

こんにちは。

2023年も、最後の月となりますね。今月も、種々オンラインイベントを開催いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。以下に日程をご案内しますので、参加をご検討くださいますとうれしく思います。

1)11月30日(木)

100分de名著を語ろう『古今和歌集』④ clubhouseにて、21時より。

11月度のテキスト『古今和歌集』の最終放送分についてお話しをいたします。テキストと解説のご担当は、渡部泰明さん。過去3回の放送は、概ね好評でした。

2)12月5日(火)

小田中直樹著『歴史学のトリセツ』読書会① Discordにて、20時より。

主として新書で出ている著作を読もうというシリーズです。1冊を3~4回程度で読了するつもりでいます。今までには、

・生きづらい明治社会(松沢裕作)

・《読む》という冒険(佐藤和哉)

・「日本」って、どんな国?(本田由紀)

などを読了してきていて、今回から4冊目のテキストとなります。第2章くらいまでを読んできていただけますと楽しめると思いますが、未読・未入手であっても、参加を妨げるものではありません。

 

 

3)12月7日(木)

100分de名著を語ろう『三酔人経綸問答』①、21時よりclubhouseにて。テキストと解説担当は、平田オリザさんです。

4)12月11日(月)

宮本輝『流転の海』全巻読了会。第5部『花の回廊』第6章。20:30より、Discordにて。

全9部という大部ながら、コツコツと読み進めてきました。第5部は7章までありますので、年内に第5部までは読了できそうです。

5)12月14日(木)

100分de名著を語ろう『三酔人経綸問答』②、21時よりclubhouseにて。

6)12月19日(火)

2023年の「推し本」を語り合う会とします。2023年に「発売」された本ではなくて、それぞれが「読んだ」本でおもしろかったものを1冊~数冊程度ご紹介ください。お一人10分から15分程度であれば、何冊ご紹介くださってもOKです。Discordにて。

7)12月21日(木)

100分de名著を語ろう『三酔人経綸問答』③、21時よりclubhouseにて。

8)12月25日(月)

宮本輝『花の回廊』第7部読書会。Discordにて。

9)12月28日(木)

100分de名著を語ろう『三酔人経綸問答』④、21時よりclubhouseにて(年末につき、打ち合わせによって変動する場合があります。その場合、年明けに延期することもあります)。

10)お問い合わせ&ご参加のお申し込み

①私のTwitterアカウント @Showji_S までコンタクトしてください。clubhouse、Discord共に、アプリのインストールとアカウントの作成が必要となります。お手数ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

②または、LINEのオープンチャットにご参加ください。

お問い合わせをお待ち申し上げております! 今回のご案内はここまでです。お読みくださいまして、ありがとうございました・それではまた!

 

 

 

 

【レジュメ】100分de名著を語ろう~古今和歌集②

こんにちは。

今晩(11月16日)21時より、clubhouseにて、ルーム「100分de名著を語ろう」#131を開きます。今回は、渡部泰明さんご解説による『古今和歌集』の第2回め「恋こそ我が人生」について語り合います。

なお、第1回「めぐる季節の中で」については こちら を、若干の考察については こちら をご参照くださいますようお願いいたします。このレジュメも、前回同様に、テキストで引用されている首のご紹介をいたします。

 

 

以下、テキストの見出し毎に連番を振ってご紹介します。

1)恋の歌は公開ラブレター?

2)恋の芽生えを詠う

①ほととぎす鳴くや五月のあやめ草あやめもしらぬ恋もするかな(よみ人しらず)

3)新しい時代の恋の歌

②春日野の雪間をわけて生ひいでくる草のはつかに見えし君はも(壬生忠岑)

4)愛しい人は雲のかなたに

③夕ぐれは雲のはたてに物ぞ思ふあまつ空なる人を恋ふとて(よみ人しらず)

④風ふけば峰にわかるる白雲のたえてつれなき君が心か(壬生忠岑)

5)幻想的な小町の恋歌

⑤思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢としりせば覚めざらましを(小野小町)

⑥うたたねに恋しき人を見てしより夢てふものは頼みぞめてき(小野小町)

6)切迫した恋のリズム

⑦命やはなにぞはつゆのあだ物を逢ふにしかへば惜しからなくに(紀友則)

7)禁じられた恋のやりとり

⑧君や来し我や行きけむ思ほえず夢かうつつか寝てかさめてか(よみ人しらず)

⑨かきくらす心の闇に迷ひにき夢うつつとは世人さだめよ(在原業平)

8)疎遠になった人を待つ

⑩今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな(素性法師)

⑪さむしろに衣かたしき今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫(よみ人しらず)

9)けじめをつける大人の恋歌

⑫たのめこし言の葉今は返してむわが身古るればおきどころなし(典侍藤原因香朝臣)

⑬今はとて返す言の葉拾ひおきておのがものから形見とや見む(近院右大臣)

10)失恋の愚痴もユーモアで包む

⑫雲もなくなぎたる朝の我なれやいとはれてのみ世をばへぬらむ(紀友則)

11)冷めた心に火をつける言葉の力

⑬時過ぎてかれゆく小野の浅芽には今は思ひぞたえず燃えける(小町が姉)

⑭もろこしも夢に見しかば近かりき思はぬ中ぞはるけかりける(兼芸法師)

*       *       *

今回のご紹介は以上となります。お読みいただき、ありがとうございました。それではまた!

 

読書会に「新展開」の予感?

こんにちは。

昨日(11月14日)、区の社会福祉協議会(以下、社協)主催による連続講座を受講してきました。地域生活支援センター(以下、地活)の施設長さんと利用者さん計2名さまが、支援の現状について話してくださいました。

この講座の会場は、地活の入っているビルの中にあって、さらに、区のボランティア団体の活動を支援したりする窓口も入っていました。

今回のブログでは、その連続講座についてのレポートをするのではなくて、ふとした思いつきからアクセスしてみた、ボランティア団体の支援窓口の担当者さんとのやりとりで得た着想等について書くことにいたします。

私は既に、月曜と火曜に月2回ずつと、毎週木曜の4~5回、計10回弱の読書についてのイベントをオンラインで実施しています。一昨日までなら、その萌芽さえなかった着想とは、この読書会「等」についての「主催団体」を、「ボランティア団体」として団体登録してみようかということです。以下、それをするメリットについて考えてみます。

最も大きなメリットは、対面での読書会の会場を、お安く利用できるのではないかということです。今年の試みとして、1月から7月の奇数月(=計4回)に対面での読書会を開きました。一定のクオリティ(テーブルがある、駅から近いなど)の会場をレンタルするとなると、時間辺り¥1000近くかかってしまっていました。そうなると、会費をそれなりにお預かりすることになります。これが低廉に抑えられないかということが一つです。

また、場所と開催サイクルがある程度一定できれば、認知もされやすいのではないかと考えます。認知・周知という点では、区サイドの広報に載せることもできるのではないかと思うのです。そういった「メリット」があろうかと思っている次第です。また、既存の団体・グループと連携してみることで、地域にネットワークが構築できるかもともうかがいました。

結果的に話は順調に進んで、社協側の担当者さんがお一人、11月21日(火)20時からのオンライン開催の回を「見学」に来ていただくこととなりました。この話、進展があればまたご報告したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。お読みいただき、ありがとうございました。それではまた!

 

【イベント報告】ソコロワ山下聖美さんのご講演を拝聴して。

 

 

こんにちは。

昨日(11月11日)、練馬区立小竹図書館で開催されたソコロワ山下聖美さんの講演会に参加する機会を得ました。今回のエントリーは、その感想を軽くまとめたものとなります。

講師は、Eテレ「100分de名著」で宮沢賢治の回を担当された方で、その点からも期待を持って参加いたしました。時間が取れず、事前にご著書を拝読することができなかったことは残念でしたが(そして、まだできていない!)、今後読了ができるよう努めたいと思っています。

 

 

講師の勤務先である日大芸術学部と、会場となった小竹図書館とは、徒歩で10分弱の距離にあります。おそらくそのご縁で今回の開催となったのではなかろうかと思います。会場は20名を超す参加者で溢れていました。

上掲の画像の通り、没後90年となる宮沢賢治の作品と生涯について述べていただきましたが、ことに、

  1. 未完成という「完成」と、「わからなさ」が生む「読み」の多様性、
  2. 個性的なオノマトペ、
  3. 共感覚ということ

などを中心に講演は進められていきました。後半は、『銀河鉄道の夜』の題材とした鑑賞を主として進められ、最後に若干名からの質問を受け付けて終了となりましたが、私も質問をさせていただきました。

「共感覚」というのは、異なる複数の五感を同一の対象から、同時に受け取ることと理解しました。例えば、文字に色や音を感じたり、絵画から香りを感じるということのようです。私はこれは、哲学者の中村雄二郎さんが述べていた「共通感覚」とも相通ずるものなのではないかと考えました。

また、賢治と同時代を生きた作家、芸術家には、今日では「診断名」がつくケースがあるだろうというご指摘がありました。これには病跡学的なアプローチも有効なのではないかと考えた次第です。

私がした質問は、「読み」の多様性ということについてです。賢治の作品には、明示的な主題やテーマがあるものが少ないようですが、それは返って、読みの多様性、多義性、重層性へと開かれているとのことでしたが、それなら「でたらめ」で妥当ではない解釈との一線は、どのようにして引いたらよいのかについてお尋ねしました。

先生は、「テキストから離れない」ことが第一だとおっしゃっていました。また、これは私の印象なのですが、自分の「読み」からも離れることなく、それを信頼することも大切なのだとお答えいただいたように思えました。その点については、修正すべき点があればご指摘を賜りたいと存じます。

総じて楽しく、有意義な語らいの場だったと感じております。機会をご提供いただいた関係各位に深謝いたします。ありがとうございました。

 

 

【読書メモ】岩波ジュニア新書『扉を開く哲学』目次

 

 

こんにちは。

23/11/07(火)から上掲著を読み始めました。読書にあたっての一助となるように、以下に目次を書き記しておきます。

*       *       *

  • はじめに
  • 第1部 いま古典を読む意味って、何ですか?
    • 1 古典って何ですか?
    • 2 時代も社会状況も違うのに、現代を生きる自分たちの約に立ちますか?
    • 3 人に聞いたりネットで検索した方が、早く答えが見つかりませんか?
    • 4 なぜ大人はよく「古典は大切だ」と言うのですか?
    • 5 正直言って、まったく興味がわきません
  • 第2部 人生の鍵は、古典の中にある!
    • 1 人の意見にすぐ影響されてしまいます
    • 2 親との関係に悩んでいます
    • 3 誰も自分のことをわかってくれない気がします
    • 4 なんのために生きているのでしょうか?
    • 5 本当の自分を見つけたいのですが、どうすればよいでしょうか?
    • 6 死ぬとはどういうことですか?
    • 7 社会の役に立ちたいのですが、どうすればよいでしょうか?
    • 8 勉強するのはなんのためでしょうか?
  • 第3部 10代にすすめる1冊

*       *       *

これから少しずつ、読み進めてまいります。