こんにちは。
だいぶ間が空きましたが、『高校生からわかる社会科学の基礎知識』第2章についての記事をお届けします。以下に「INDEX」の一部を掲げました。全11節中の、1~5節について確認いたします。6~11節は、原則として次の機会に一括して書くことといたします。
INDEX
- 近代法とは何か
- 近代法とはどこの法か
- 法の発達や導入を促す要素
- 法の性質
- 法と社会の安定
- 法の必要性と法則
- 事実判断と価値判断
- 法と道徳の関係
- 道徳と最低限の義務
- 道徳には正解がない
- トリアージの考え方
- 法と道徳の境界
- 自然法と実定法
- 自然法(=実定法以前の法)
- 実定法
- 不文法の分類
- 制定法
- 制定法の意義
- 制定法の運用
- 委任立法
- 法律の抽象性
- 罪刑法定主義
- 法の現実性
主な内容
- 「近代法」と言った場合、近代「ヨーロッパ」由来の法という含意がある。これに対して、「古代法」には、「どの地域の」という含意はない。
- 「法」には、①法則という意味と、②強制力のある規範という意味がある。この章では、②を扱っている。
- 理念としての「自然法」。
- 人間が意識的につくった「実定法」。このうち、立法機関が定めたものを制定法(=成文法)という。
- 不文法は、①判例法、②慣習法、③条理がある。
- 制定法の意義を理解することが大切。安定的で合理的な秩序維持に有効。
- 法は争いの発生装置や真実の解明手段としてではなく、社会を調整するもの。
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今回は以上とさせていただきます。最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!