考える冒険

※「信ずることと、知ること。」から引っ越してきました。

ハイブリッド読書会、スタートします!

こんにちは。

対面での読書会を、1月と3月に実施して、次回の第3回目からを「マチナカ読書会」として運用していく点については、既にご案内さし上げているところです。今回は、オンラインツール・Discordとの有機的な連携を図って、「リアル・対面」での会と、「オンライン」での会を「ハイブリッド」に運用していこうとしていることをご案内いたします。

そうは言っても、「ハイブリッド」との言葉が一人歩きしてしまっていて、具体的にどうするのが「ハイブリッド」なのか、よくわかっていません。

一応は、東京圏で開催するリアル・対面での読書会には参加できない地域にお住まいの方であっても、オンラインでの参加を募るということは考えています。しかし、それ以上の「融合」的な効果は望めないかとも考えています。例えば、複数の方がレジュメやレポートを書き、それらを相互に読み合うということは可能なのだろうと思っているのです。ご参加を既に希望してくださっている方々との打ち合わせを進めつつ、具体像を描いてまいります。

さて、第3回の「マチナカ読書会」を、JR東中野駅付近で5月28日(日)に開催する予定でいます。開始時刻は月末までには決めたいと思っています(Twitterでアンケートをとっています)。

よろしければ投票なさってみてください。

テキストは決まっていて、歴史学者・松沢裕作さんの岩波ジュニア新書『生きづらい明治社会』としています。これは、著名な予備校講師の小池陽慈さんの激賞ツイートを拝見して、読むと決めたものです。

 

 

以下、裏表紙と目次等からの抜粋を掲載いたします。

裏表紙のことば

日本が近代化に向けて大きな一歩を踏み出した明治時代は実はとても厳しい社会でした。景気の急激な変動、出世競争、貧困・・・。さまざまな困難と向き合いながら、人々はこの時代をどう生きたのでしょうか? 不安と競争をキーワードに、明治という社会を読み解きます。

目次から

はじめに

第1章 突然景気が悪くなる―—松方デフレと負債農民騒擾

第2章 その日暮らしの人びと―—都市下層社会

第3章 貧困者への冷たい視線——恤救規則

第4章 小さな政府と努力する人びと―—通俗道徳

第5章 競争する人びと―—立身出世

第6章 「家」に働かされる―—娼妓・女工・農家の女性

第7章 暴れる若い男性たち―—日露戦争後の都市民衆騒擾

おわりに―—現代と明治のあいだ

あとがき

参考文献

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今回の「言及」はここまでといたします。次の機会では、「はじめに」「あとがき」をざっと眺めることとしたいと考えています。

今回の記事等をご覧いただいた方が、読書会やDiscordサーバにご参加くださいますことを希望しております。お問い合わせは、この記事へのコメントか、Twitterアカウントの @Showji_S までお寄せくださいますよう、お願い申し上げます。最後までお読みくださり、ありがとうございました。それではまた!