考える冒険

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『高校生からわかる社会科学の基礎知識』~(4)第2章 近代法②

こんにちは。

『高校生からわかる社会科学の基礎知識』第2章「近代法」の半ば部分(6~7)について概括いたします。前半(1~5)については、以下をご参照ください。

 

mori-to-seiza.hatenablog.jp

 

INDEX

6.英米

 1.コモンロー

 2.判例法を積み重ねる法体系

 3.「法の支配」 人ではなく法が国家を治める

 4.イギリス法とアメリカ法

7.大陸法

 1.ローマ法からの発展

 2.大陸法の設計

 3.形式的法治主義

 4.法の運用と定着

 5.大陸合理論とイギリス経験論 法や権利は一気につくられるべきか

 6.日本の法体系

 7.実質的法治主義

==今回はここまで==

8.西欧政治の流れ 近代憲法の確立過程

 1.中世・封建社会 複数の権力が入り乱れた時代

 2.中世末期 教皇と諸侯の権威が低下しつつあった時代

 3.宗教改革期 西欧社会の原点に価値を見出しつつあった時代

 4.印刷技術の貢献

 5.絶対王政

 6.フランス革命

 7.君主政と権力の正当性

9.憲法

 1.憲法の位置づけ

 2.立憲主義

 3.近代法の性質

 4.憲法最高法規

 5.違憲審査と統治行為論

10.近代国家と近代法の原則

 1.司法と法改正の限界

 2.国家無答責の法理と国家賠償制度

 3.法が機能する要件

 4.国家と信教の自由

 5.近代における自由の意義

 6.私的自治の原則

 7.自由と社会保障

 8.刑罰 身体刑から自由刑へ

 9.身体刑の合理性

 10.合法的暴力とその独占

 11.自力救済の禁止

11.近代の国際法

 1.国境のあり方の変遷

 2.国家の原点 諸権力が棲み分けて争いを抑える

 3.主権国家 国家の地位と権能の明確化

 4.国家の承認

 5.無主地先占の法理

 6.文明国中心の論理

 7.国際法と国際社会

 8.国際法の実態

メモ

  • 6 英米
  • 7 大陸法
    • 民法と万民法 教会法 独仏で発展 法治主義
    • 法治主義 行政権などの公権力=法に基づいて行使、包括的な法典を重用
    • 公職者と学者による立法、作り出す時点での正しさを重視
    • 制定法 細やかな設計、紛争を抑止
    • 立法機関の裁量と規模が大きくなる、裁判所の裁量を抑える
    • 硬直化しやすい傾向
    • 議会と官僚が強い傾向 議会が行政・裁判所を規制(形式的法治主義
    • 合法的独裁への道が開かれている傾向、中央集権的で地方分権体制下では成り立ちにくい
    • 権利と義務を明示することで、革命を経ずして導入されやすい傾向が見られる
    • 急進的傾向が見られる←ローマ法の伝統、合理主義哲学の影響
    • 大陸合理論 生得観念と普遍的原理を想定
    • 啓蒙思想
    • イギリス経験論 「白紙の状態」から実験と観察を経て一般的法則に近づく
    • 不成典憲法
    • 実質的法治主義

※以下は、全体としてのボリュームを鑑みて次回の記事といたします。ご了承ください。

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今回は以上といたします。最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!