考える冒険

※「信ずることと、知ること。」から引っ越してきました。

【レジュメ】『〈読む〉という冒険』読書会①

 

こんにちは。

今月度は、7月30日(日)13時からの対面読書会開催を中心として、

①7月8日(土)20時から Discordサーバにて
②7月18日(火)20時から Discordサーバにて

の計3回、『〈読む〉という冒険』(佐藤和哉さん著)の読書会を開く予定でいます。今回はそのためのレジュメ①となります。ご参加をぜひご検討ください。

進め方

今回の著作は全7章+はじめに/おわりにの構成となっています。7つの章では、各章1作の児童文学が紹介されていて、それらは相対的に独立したものとして読めます(もちろん、相互に関連はされています)。したがって、今回の3回の回では、それぞれの回に集まってくださった方々からの発意に基づいて、扱う章を決めたいと思っています。1回で扱う章の数と順序については制限を設けません。

章立てについて

ここでは、7つの各章で扱われた作品についてご案内いたします。引用は、Amazonサイトに記載の紹介文を用いました。いずれも、岩波少年文庫版の紹介記事からです。

第1章 マザー・グース ――「子ども」の発見と「笑い」への招待

英語圏では幼いときから親しむ童謡「マザーグース」(イギリスでは,ナーサリーライム)。文学や映画,新聞雑誌などにしばしば引用されています。定評のある谷川俊太郎訳から有名な50編を選りすぐりました。こわいうたもナンセンスもウキウキするうたも,どうぞ声を出してお楽しみください。

第2章 『ロビンソン・クルーソー』 ――奴隷の海とヤギの島

両親の反対をおしきって航海に出たロビンソン・クルーソーは,嵐にあい,たったひとり絶海の孤島に打ちあげられる.船から運び出した道具をたよりに,住まいを作り,食料を確保し,工夫をこらして,いくつもの困難を乗りこえていく日々.生きぬくためのたたかいは28年間におよんだ.

第3章 『クリスマス・キャロル』 ――クリスマスの音色と社会の不正義

クリスマス・イヴの夜,けちで気むずかしいスクルージの前に現れた3人の幽霊は,過去・現在・未来を見せてくれたのですが….19世紀イギリスの作家ディケンズによる古典的作品.

第4章 『不思議の国のアリス』 ――ウサギの時間と帽子屋の時間

おおあわての白ウサギを追いかけてアリスが穴に飛びこむと,奇妙で不思議な冒険がはじまります.オックスフォードの数学者が創り出した,ユーモアに満ちたイギリス児童文学の古典.

第5章 『クマのプーさん』 ――ぬいぐるみのクマと戦場の穴

イギリスの詩人が幼い息子のために書いた楽しいファンタジー.クリストファー・ロビンが,クマのプーさんやコブタなど,大好きなおもちゃの動物たちとくり広げるゆかいなお話.

第6章 『ライオンと魔女』 ――善なる子どもたちとさすらう獣

4人のきょうだいが,ある日大きな衣装だんすに入ると,雪のふりつもる別世界へとつづいていました.このナルニア国で,子どもたちは正義のライオンとともに悪い魔女の軍と戦います.

第7章 『第九軍団のワシ』 ――壊れた夢の修復と「故郷」の発見

ローマ軍団の百人隊長マーカスは、ブリトン人との戦いで足を負傷し、軍人生命を絶たれる。マーカスは親友エスカとともに、行方不明になった父の軍団とその象徴である“ワシ”を求めて、危険に満ちた北の辺境へ旅に出る。

 

          *       *       *

 

今回は以上といたします。また改めて、いくつかの章についてはレジュメを作成したいと考えています。お読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!

 

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