考える冒険

※「信ずることと、知ること。」から引っ越してきました。

【参考】高校生からわかる社会科学の基礎知識(酒井峻一)

こんにちは。

ひとつ前の記事で紹介した、酒井峻一さんの『高校生からわかる社会科学の基礎知識』について、目次をお届けいたします。できれば、入手いただいた何人かと、佳き日を選んでオンラインで講読会を開きたいと考えています。ご賛同いただける方は、どうぞお問合せください。

 

 

Amazonの紹介文

法律や政治・経済などは、決してそれぞれ無関係に存在しているわけではありません。現実の社会を見渡せばわかるように、それぞれが有機的なつながりをもって社会は成り立っていますので、これら社会科学の学問も総合的に学ぶ必要があります。本書では、現代社会の原点となる近代の法・経済・政治の成り立ちとしくみを、歴史的観点から総合的に解説しています。複雑に絡み合った社会科学の論点を整理しながら、現代社会を考察する基礎知識を身につけることができます。世界史・政治経済・倫理・小論文を学ぶ高校生から、教養課程で学ぶ大学生、新聞記事をしっかり理解したい社会人まで役に立つ社会科学の入門書です。

読書メーターに登録した文

【1】法・経済・政治の各論点から、「近・現代」がどのように成り立ってきたのかを概説。世界史の復習にもなる(私には初めて読むようなことばかりだったがw)。欲を言えば、「社会科学の基礎知識」とある以上、「社会学」についても言及してほしかった。世界史を履修せずに文系学部に進む方にはいい本だと思う。(17/04/02)

【2】速読本で提案されているメソッドの復習として既読の本にザっと目を通す。見出しだけで30分。ふむふむ、そんなことが書かれておったなと思い出しながら。この1冊の中に、法・経済・政治の「近代化」について、それぞれ触れてあるのはいいと思う。次に目を通す時は、もっとしっかり把握したい。(17/05/21)

          *       *       *

ぼくが高校生だった時と比べて、教科内容は相当様変わりしていると思うのですが、高校までの「社会科」と、学部レベルで要求される「社会科学」の基礎知識にはギャップがあると考えている人には好都合な本だと思っています。以下に目次を掲げますので、購入にあたっての参考となさってください。なお、項目の表記は、見易さを考慮して改変してあります(改悪でありませんように・・・)。

目次

まえがき

序章 社会科学とは何か

序-1 社会の科学的な見方
序-2 近代とは何か

第1章 近代科学

1-1 科学の成り立ち
1-2 科学の性質

第2章 近代法

2-1 近代法とは何か
2-2 法の性質
2-3 法と道徳の関係
2-4 自然法と実定法
2-5 制定法
2-6 英米
2-7 大陸法
2-8 西欧政治の流れ――近代憲法の確立過程
2-9 憲法
2-10 近代国家と近代法の原則
2-11 近代の国際法

第3章 近代経済

3-1 経済学の意義
3-2 前近代の経済感覚
3-3 西欧経済の流れ
3-4 経済発展の構造
3-5 近代経済の所産
3-6 大経済学者 アダム・スミス(1723~1790)
3-7 大経済学者 カール・マルクス(1818~1883)
3-8 大経済学者 ジョン・メイナード・ケインズ(1883~1946)
3-9 大経済学者 ミルトン・フリードマン(1912~2006)
3-10 市場経済と資本主義の特質
3-11 社会主義の性質から見える資本主義の優位性
3-12 資本主義の限界?
3-13 経済学のこれから

第4章 近代政治

4-1 国家という枠組み
4-2 近代政治の流れ―—集権的な国家
4-3 政府と秩序
4-4 近代以降の統治機構
4-5 秩序を維持するための政治
4-6 政治を考察するために

あとがき

参考文献

刊行 2016年11月25日初版 ベレ出版

          *       *       *

今回の記述は以上です。選書に際してのご参考となれば幸いです。お読みくださいまして、ありがとうございました! それではまた。

 

励みとなりますので、クリックしていただけるとうれしいです。

 ↓↓↓